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自動集計で楽しよう! Excel経費管理表の作り方②

2024年1月28日

自動集計で楽しよう!Excel経費管理表の作り方②

理想の家計簿を探して、自動集計ができる経費管理表を作っています
前回は、経費を入力するための表をテーブルで作りました
いよいよ今回で完成です

チェックしたい費目の入力だけで、自動で集計でき、予算と残高が見える化できると便利ですよね!
SUMIF関数とグラフを丁寧に解説しています
いっしょに完成を目指してまいりましょう

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ポイントと流れ

自動集計で楽しよう!Excel 経費管理表の作り方② のポイントと流れ

ポイントは、自動集計の表を作ろうです
いよいよ本題の、SUMIF関数をつかいましょう
自動集計の便利さを実感していただければと思います

流れは、以下のとおりです

  1. まかない費管理簿の特徴
  2. 費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)
  3. SUMIF関数まとめ
  4. グラフの挿入のしかた
  5. グラフをカスタマイズしよう
  6. 完成例

それでは、はじめてまいりましょう

まかない費管理簿の特徴

食費や日用品など、毎月必要で頻度の高い出費の管理をする表です
少ない手間で、今どれくらい使ったのか、あとどれくらい使えるのかを、一目で見えるようにしたものです

まかない費管理簿の特徴

具体的には、月初めに上の表に予算を入力します
費用が発生したら、下の表に費目ごとに入力していきます
すると、上の表で費目ごとに集計されます
さらに、グラフで予算と支出のバランスを確認できるというものです

費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)

上の表の支出に、SUMIF関数をつかって、費目ごとの合計を出そう

SUMIF関数のかたちは、
=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)です

関数の名前を入力

費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)1
  1. D4に、つぎのように入力しよう
    =SUMIF(

    ※ 文字は、半角で入力しよう
    ※ 小文字でもOK

引数を入力(範囲)

関数のカッコ内の部分を、引数といいます
言葉は難しそうですが、「そうなんだ」と、まずは見ながら進めてくださいね

1つ目の引数、「範囲」と区切りの「,」を入力しよう

費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)2

範囲は、下の表の費目すべてになります
C13~C25ですので、ドラッグしてもよいのですが、テーブルの表なので、もっと簡単に選択ができます

  1. C12の費目の上あたりで、マウスポインタが、図のような下向きの矢印に変わるところでクリックするだけです
  2. 「,」(カンマ)を入力

引数を入力(検索条件)

2つ目の引数、「検索条件」と区切りの「,」を入力しよう

費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)3
  1. 食費の合計を求めたいので、B4をクリック
  2. 「,」(カンマ)を入力

引数を入力(合計範囲)

3つ目の引数、「合計範囲」と区切りの「,」を入力しよう

費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)4
  1. 費目と同様に、金額の上あたりで下矢印が出たらクリックしよう
  2. 「)」(閉じカッコ)を入力

SUMIF関数が入力できました

費目ごとの合計を出そう(SUMIF関数)5
  1. 式を確認し、間違いなければ、Enterで確定しよう
  2. D4の式を、D5~D8にコピーしよう

費目別集計表ができました

SUMIF関数まとめ

SUMIF関数まとめ

下の表の費目ごとの合計を出すため、SUMIF関数をつかいました
SUMIF関数の引数は、範囲・検索条件・検索範囲です
話し言葉でいうと、「費目の中に、食費があったら、食費の金額を合計してね」という感じです

ややこしいですが、利用シーンが多い関数です
はじめは見ながらでも、つかううちに慣れていきます

上の表に、お好みで色を設定しましょう
色分けすると項目が見やすくなりますね

下図は参考例です

お好みでセルの色を設定
  1. 薄い灰色、背景2、黒+基本色10%
  2. 白、背景1、黒+基本色5%

グラフの挿入のしかた

上の表の、費目ごとの予算に対して支出の進捗を、一目で見えるようにしましょう

グラフの挿入のしかた
  1. B4~D9を選択しよう
  2. 挿入タブをクリック
  3. 縦棒/横棒グラフの挿入をクリック
  4. 集合横棒グラフをクリック

グラフの挿入は、もとになるデータを選択して、グラフの種類を選ぶとグラフがでてきます

グラフをカスタマイズしよう

グラフをそのまま使ってもよいのですが、グラフ操作の練習を兼ねて、カスタマイズしましょう

グラフは、タイトルや凡例(はんれい)、軸などの部分が集まってできています
必要に応じて、個々に変えることができます

グラフタイトル

グラフタイトルを非表示にしよう
グラフを選択して始めましょう

グラフをカスタマイズしよう1
  1. +マークをクリック
  2. グラフタイトルのチェックをはずす

※ または、グラフタイトルを選択して、Delキーで消去できます

凡例(はんれい)

凡例というのは、今回でいうと、予算・支出のことです
最初は下に表示されていますが、上へ移動しましょう

グラフをカスタマイズしよう2
  1. +をクリック
  2. 凡例の右の >をクリック
  3. 上をクリック

Excelのバージョンによっては、+マークが出ないものもあります
凡例を例にいいますと、凡例を選択し、書式タブから、左上の方にある、選択対象の書式設定をクリックすると、設定の画面が出てきます

軸には、縦軸と横軸があります
今回は、スペースが狭いのと、視覚的にざっくりと見えればよいので、横軸を非表示にしましょう

グラフをカスタマイズしよう3
  1. +をクリック
  2. 軸の右の >をクリック
  3. 第1横軸のチェックをはずす

軸の反転

表の項目と合うように、軸を反転しよう

グラフをカスタマイズしよう4
  1. 第1縦軸(合計・予備費などのところ)を選択
  2. +をクリック
  3. 軸の右の >をクリック
  4. その他のオプションをクリック
  5. 軸のオプションをクリック
  6. 軸を反転するにチェックを入れる

グラフの色

グラフの色を変えよう
お好みの色を選んでくださいね

グラフをカスタマイズしよう5
  1. グラフのデザインタブをクリック
  2. 色の変更をクリック
  3. お好みの色をクリック
    (例は、モノクロパレット12を選んでいます)

グラフのサイズ変更・移動

グラフのサイズ変更や移動をして、上の表と並べよう
そのさいに、費目をそろえるときれいです

グラフをカスタマイズしよう6

図形と同じ要領です

サイズ変更は、選択枠の角の、白丸の上にマウスをあわせます
上図のように、矢印が出たらドラッグで伸び縮みができます

移動は、選択枠の線の上にマウスをあわせ、上図のように、矢印4個のマークでドラッグしよう

完成例

完成例

完成しました
下の表の内容を変えたり消したりして、上の表とグラフがちゃんと働くかみてみましょう

注意事項としては、計算式が入っているところは、消したり入力したりしないでくださいね
場所の確認は、クリックして、数式バーで確認しましょう

費目・予算はご自身の内容に変えてくださいね
月単位の表ですので、シートをコピーしてつかってくださいね

まとめ

後半も内容が多くてたいへんでしたね
お疲れさまでした

無事に完成されたでしょうか?

前編・後編に分けて、自動集計表をつくりました
前編では、テーブル機能の表を、後編では、SUMIF関数とグラフが新しく登場しました

難しいですが、「???」と感じたら、ゆっくり、くりかえしていくとできるようになると信じています

Excelの、便利で賢いところを、ぜひ知っていただければ嬉しいです

最後までお付き合いいただき、たいへんありがとうございました
次回も、よろしくお願いいたします

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