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Excelで作ろう 2024 万年カレンダー 日付が自動入力できる

2023年12月11日

2024 万年カレンダーつくろう Excel 日付が自動で入力できる

カレンダーを自作するメリットって?
定番の予定を入力できたり、好きなデザインや大きさで印刷ができる
iPadの手書きメモのテンプレートにもなります

作る手間が少しで、ずっと楽に作り続けられたら便利ですよね
初心者の方に、チャレンジしていただけるよう、ハードルを低くしています

当エクセル講座の、「はじめてのExcel」シリーズの延長として、作品作りをしてみませんか?

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ポイントと流れ

「Excelで作ろう 2024カレンダー 日付が自動入力できる」のポイントと流れ

ポイント

ポイントは、日付自動入力のしくみを知ろうです
簡単な式や機能を使うことで、つぎからの操作が簡略化できる
エクセルっておもしろいなと思っていただけるとうれしいです

流れ

流れは、以下のとおりです

  1. カレンダーを確認しよう
  2. 入力しよう
  3. 表示形式
  4. 日付の入力
  5. 祝日の控えを作ろう
  6. 見た目を整えよう
  7. 他の月をつくろう

それでは、はじめてまいりましょう

カレンダーを確認しよう

今回作るカレンダーのイメージです

カレンダーを確認しよう

①の日付を入力すると、年度やカレンダーの日にちが自動で出る
たし算・ひき算・参照式や、日付の表示形式を使います
少しの手間で、何年何月のカレンダーが簡単につくれます

入力しよう

年・月の入力

A1とB1に、以下のように入力しよう

入力しよう(年・月)

日本語入力をオフで、

  • A1に、B1を参照する式「=B1」と入力しよう
  • B1に、「2024/1/1」と入力しよう

今は、へんに表示されても、気にしなくて大丈夫です

曜日の入力・1日の曜日を調べる

1週間の曜日を入力しよう
例は、日曜はじまりです

また、下図の右側のように、各月の1日がわかるように、一覧を作ろう

入力しよう(曜日・1日の曜日を調べる)
  • A3に、「」と入力
  • オートフィルで、G3までコピーしよう
    ※ A3の右下で、マウスポインタが黒十字になったら、右へドラッグしよう
  • A15に、「1日の曜日を調べる」と入力
  • A17に、「1月」と入力し、オートフィルで、A28までコピーしよう
  • B17に、「2024/1/1」と入力(日本語入力はオフで)

オートフィルオプションを使おう

B17を、オートフィルで、B28までコピーしよう

入力しよう(オートフィルオプション)

1日づつ増えるようにコピーされた
意図しない結果になった場合、オートフィルオプションを使おう

  • オートフィルオプションをクリック(コピー後右下に出るマーク)
  • 一覧から、「連続データ(月単位)」をクリック
  • 結果、月単位に変わった

#####とは?

10月~12月のところに、「###・・・」が並んでいるのは、なんでしょう?
これは、列幅が狭くて、表示できないときのサインです
それでは、列幅を拡げましょう

入力しよう(#####)
  • A列~G列をドラッグして選択
  • 選択した列の上で、右クリックし、「列の幅」を選択
  • 列の幅を、16に設定し、OKをクリックしよう

列幅が広くなって、日付が見えるようになりました

日付の表示形式

エクセルでは、セルの見た目と中身がちがうことがよくあります
表示形式という機能を使っています

曜日(aaa)

aaa」は、曜日を表現する表示形式です
これを使って、B17~B28の日付を、曜日で表示しましょう

表示形式(aaa)
  • B17~B28を選択
  • ホームタブの、数値グループの右下の、表示形式をクリック(または、Ctrl+1
  • セルの書式設定画面の、表示形式タブを開く(または、開いていることを確認)
  • ユーザー定義」をクリック
  • 分類の下のボックスに、「aaa」と入力
  • OKをクリック

日付が曜日に変わった
エクセルが、日付をもとに、その日の曜日を出してくれました

年(yyyy)

yyyy」は、年度の表示形式です
A1を、「2024」と表示させよう

表示形式(yyyy)
  • A1をクリック
  • さきほどと同様、表示形式をクリックし、ダイアログボックスを出す
  • 表示形式タブを選択
  • ユーザー定義」をクリック
  • 分類の下のボックスに、「yyyy」と入力
  • OKをクリック

結果は、つぎの画面で確認して頂けます

○月(m"月")

A1は、「2024」になりました
B1の日付を、「1月」と表示させよう

表示形式(m"月")
  • B1をクリック
  • さきほどと同様、表示形式をクリック
  • 表示形式タブを選択
  • ユーザー定義」をクリック
  • 分類の下のボックスに、「m"月"」と入力(月以外は、日本語入力オフで)
  • OKをクリック

「2024 1月」 となりました

日付の入力

曜日の下に、日付を入力しよう
自動入力できるようにするため、計算式を入力します

1日とその前後の日

日付は、その月の「1日」を基準に、式で入力します
このカレンダーの、1月1日は、月曜日であることがわかります

「月」の下B4に、「1」と表示するための式を入力しよう
さらに、その前後の日付を表す式を入力しよう

日付の入力(1日とその前後の日)
  • B4に、「=B1」と入力しよう(式や日付は、日本語入力オフで)
    なぜ、B1かというと、B1の本当の中身は、「2024/1/1」だからです
  • C4は、前日に「1」をたすという考え方です
    ですので、「=B4+1」と入力しよう
  • A4は、1日の1日前なので、1日から「1」をひくという考え方です
    ですので、「=B4-1」と入力しよう

日(d)

さきほどは、1日を基準に、3日間の日付を式で入力しました
月表示のため、日で表示するように設定しよう

日付の入力(d)
  • A4~C4を選択
  • ホームタブの、数値グループの右下の、表示形式をクリック(または、Ctrl+1
  • セルの書式設定画面の、表示形式タブを開く(または、開いていることを確認)
  • ユーザー定義」をクリック
  • 分類の下のボックスに、「d」と入力
  • OKをクリック
  • C4を選択し、オートフィルでG4までコピーしよう

1週目ができました
カレンダーらしくなりましたね

2週目の入力

2週目を作りましょう
これも、月初めと同じような考え方です
行が変わりますので、その行の1日目と2日目を設定しましょう

2週目の1日目は、1週目の最後の日+1
2週目の2日目は、2週目の最初の日+1
ということになります

日付の入力(2週目)
  • A6をクリックし、「=G4+1」と入力
  • B6をクリックし、「=A6+1」と入力
  • オートフィルでG6までコピーしよう

2週目が入力できました

3週目以降の入力

3週目以降は、2週目のコピー&貼り付けでOKです

日付の入力(3週目~)
  • A6~G6を選択しコピー、A8をクリックして貼り付け

②③ も同様です

これで、日付の入力が完了しました
見た目は、数字を入力しているのか、計算式が入っているのか、見分けがつきません
くれぐれも消したり、上書きしないよう、お気をつけてくださいね
何か変更などするときは、数式バーで確認すると安心です

祝日の控えを作ろう

祝日の入力をスムーズにするため、控えを作りましょう
下図は、内閣府のホームページから、コピー&貼り付けしたものです
インターネットが使えない場合は、お手数ですが入力しましょう

祝日の控えを作ろう

見た目を整えよう

下図の例をご参考に、見た目を整えましょう
色はお好みで良いと思います
行の高さ・文字のサイズは、拡大縮小なしで1枚に収まるようになっています

見た目を整えよう

行の高さ(年・月)・・・28.5
行の高さ(曜日・日)・・・25.5
行の高さ(記入欄)・・・65

罫線・・・格子(記入欄の上は線を消しています)

年・月
文字サイズ・・・22
文字の色・・・ローズ(上図参考)

曜日・日
文字サイズ・・・16
文字の色・・・赤・青・薄い灰色、背景2、黒+基本色25%(上図参考)

曜日・・・中央揃え、塗りつぶしの色(ローズ)

祝日は、祝日欄から、コピー&値の貼り付けをしよう
いつもの貼り付けですと、罫線なしも貼り付けられ、線が消えてしまいます
値の貼り付け(中身のみ貼り付け)を使いましょう
下方の2月のカレンダーの下に図解があります

他の月をつくろう

他の月も作りましょう
1月~12月まで作ってもいいですし、原紙として1日が月~土までの7パターン作っておくと、B1の月に作りたい月を「2024/○/○」と入力するだけで作れてしまいます

シートのコピー

シートのコピーを使うと、全く同じものが増えてくれるので便利です
マウス操作が直感的で手軽いです
マウスを離すタイミングをつかめば上手くできます

他の月をつくろう(シートのコピー)
  • シート名(Sheet1)の上で、Ctrlキーを押したまま、右へドラッグ
  • ▼がシート名の右上に移動したら、先にマウスを離し、Ctrlキーを離す

「Sheet2」が増えました
これを、編集して2月を作ります

シート名をダブルクリックすると、名前を変えられます
1月とか2月・・・の名前にするとわかりやすいですね

詳しいシートの操作方法は、こちらへ → → → Excel基本操作を押さえよう シート操作の基本6つ

編集のしかた

シートのコピーで増えたものを、編集して使いまわしましょう

月の編集

「Sheet2」のカレンダーを2月に変えよう

他の月をつくろう(編集のしかた)①
  • B1ダブルクリックで、編集状態にしよう(クリックして数式バーを使ってもよい)
  • 月の数字を、「」に変更
  • Enterで確定すると、「2月」になった

1日の編集

下の表で、2月1日が何曜日か調べよう
2月1日は、木曜日です
カレンダーの木曜日の日付を「1」に変えよう

他の月をつくろう(編集のしかた)②
  • E4をクリックして、「=B1」と入力しよう
  • 木曜日が「1」になり、以降の日付もちゃんと出ました

これが、たいへん便利ですよね

前月の編集

1日より前の日付は修正する必要があります
はじめにでてきた、1日の前日のしかたと同様です

他の月をつくろう(編集のしかた)③
  • D4をクリックして、「=E4-1」と入力
  • オートフィルでA4までコピーしよう

これで、日付の編集は完了です
あとは、日付の色の一部変更と、祝日を下の表から調べて、コピー&値の貼り付けをしよう

日付の変更箇所まとめ

ずいぶん長くなってしまいましたので、ポイントまとめました

他の月をつくろう(日付の変更箇所まとめ)

他の月を作るときの、日付の変更箇所は、3つです

  • B1を、変更する月に変える
  • その月の1日の曜日を調べ、曜日の下の日付を、「=B1」と入力
  • 1日の前日を修正する「=E4-1」(2月の場合)

まとめ

内容がもりだくさんでしたが、カレンダー完成できましたでしょうか?
毎月の献立表、お店の営業案内、行事予定表、ごみカレンダーなど、使い道はいろいろです
私は、用途別にサイズを変えて印刷して使っています

エクセルって苦手だなあと思っている方が、「おもしろいかも・・・」と、少しでも身近に感じていただければ嬉しいです

最後までお付き合いいただき、たいへんありがとうございました
次回も、頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします

土日祝日の色が自動で変わるスケジュール表は、こちらへ → → → Excel スケジュール表作成方法 前編

Excel講座一覧は、こちらへ → → → Excel講座一覧

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